事例集「対称度記号」の描き方

対称度の記号を描いていきます。幾何公差の記号はJIS規格で定められていますが、実際に描こうとすると、角度や線の長さの比率などが定められていないので戸惑います。ここではきれいに見える描き方をコンセプトに描いていきます。

幾何公差の枠については「幾何公差枠の描き方」を御覧ください。

なお、JIS規格での対称度の定義については「対称度 | 機械製図」を御覧ください。

同じ図形でも描く方法は何通りもあり、人によって描きやすい方法は異なりますので、ここで紹介するのはひとつの例です。


対称度記号の描き方

枠が6×6になっているので、4割くらいの大きさの 2.5×2.5 の四角を描きます。

ツールバーの「」を選択し、上のコントロールバーの「寸法」に「2.5」を入力します。そして、枠の中心である中心線の交点を右クリックして基準点を選択し、左クリックで方向を決定し四角を描きます。

次に、枠の3/4くらいの大きさになる 4.5×4.5 の四角を描きます。

コントロールバーの「寸法」に「4.5」を入力し、上と同じ様に枠の中心である中心線の交点を右クリックして基準点を選択し、左クリックで方向を決定し四角を描きます。

次に、4.5×4.5 の四角が上下で均等に分割されるような線を描きます。

ツールバーの「」を選択し、4.5×4.5 の四角の左右の線と中心線の交点を右クリックして、上の画像のように線を描きます。

最後に不要な線を消します。

ツールバーの「消去」を選択し、4.5×4.5 の四角の線をすべて消して、2.5×2.5 の四角の左右の線を消すと完成です。


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