事例集「平面度記号」の描き方

平面度の記号を描いていきます。幾何公差の記号はJIS規格で定められていますが、実際に描こうとすると、角度や線の長さの比率などが定められていないので戸惑います。ここではきれいに見える描き方をコンセプトに描いていきます。

幾何公差の枠については「幾何公差枠の描き方」を御覧ください。

なお、JIS規格での平面度の定義については「平面度 | 機械製図」を御覧ください。

同じ図形でも描く方法は何通りもあり、人によって描きやすい方法は異なりますので、ここで紹介するのはひとつの例です。

平面度記号の描き方

枠が6×6になっているので、その半分の3×3の四角を描きます。

左のツールバーの「□」を選択し、上のコントロールバーの「寸法」に「3」を入力します。そして中心線の交点を右クリックして基準点を決定し、左クリックで位置を決定します。

次にツールバーから「／」を選び、コントロールバーの「水平・垂直」にチェックを入れ、「傾き」に60を入力します。先程描いた3×3の縦の線と中心線の交点を右クリックして、上の図のように適当な長さのところで左クリックして線を描きます。

上の図のように、左右に1本ずつ線を引きます。

次にコーナーで線をつないでいきます。

ツールバーから「コーナー」を選び、今描いた60°の線と、3×3の四角の上の線と下の線をそれぞれつないでいきます。すると上の図のようになります。

最後に不要な線を消します。

ツールバーの「消去」を選択し、3×3の左の線と右の線を右クリックで消去すると完成です。