軸角・目盛・オフセット
軸角の設定、作図ウィンドウに表示させる目盛の設定、オフセットの設定を行うことができます。
メニューバー【設定】→【軸角・目盛・オフセット】、またはステータスバーの右側にある【∠0】をクリックすると、設定のダイアログが表示されます。

軸角
軸角を設定すると、ほぼすべての作図・編集コマンドでその軸角が水平方向となります。
軸角は初期状態では0°となっており横方向が0°となりますが、例えば軸角30°に設定すると、30°傾いた状態が水平方向となります。
軸角を変更しても、既に作図されている図は変更されないので、作図途中で変更することも可能です。
目盛
作図ウィンドウ上に設定した間隔で目盛を表示させることができます。また、表示された目盛を読取点として使用することもできます。
目盛間隔と実寸
「目盛間隔(図寸mm)」のテキストボックスに「X軸 , Y軸」の形式で目盛間隔を入力します。
このとき、「実寸」のチェックボックスのチェックが外れていると、設定されている尺度に関係なく見た目上の間隔が尺度1:1と同じになります。「実寸」にチェックを入れると、その尺度に合わせた数値通りの間隔になります。
目盛をずらす
作図の途中で目盛を入れる場合は目盛がずれているので、【基準点設定】ボタンをクリックして基準点を設定します。左クリックで任意点、右クリックで読取点となり、コントロールバー【基準点(0 , 0)】ボタンをクリックすると、用紙の中央が目盛基準点となります。
基準点の設定は、メニューバー【設定】→【目盛基準点】からでも行えます。
表示最小間隔
表示最小間隔には5〜100のドット数を入力します。目盛の間隔がそのドット数以下になる場合には目盛が表示されなくなります。つまり、入力したドット数が小さいほど、より縮小したときにも目盛が表示されるということです。
目盛間隔の間にも目盛を入れる
「1/1」〜「1/5」のチェックボックスがありますが、これは設定された目盛間隔を何等分するかを表しています。「1/1」にチェックを入れた場合は目盛と目盛の間に補助目盛がない状態で、「1/4」にチェックを入れると目盛間を4等分する3つの補助目盛が表示されます。

オフセット
各コマンドで読取点(右クリック)を選択したときに、オフセット位置を入力するダイアログが表示され、その読取点からオフセットする位置を指示できます。

「オフセット1回指定」にチェックを入れると、次に読取点を指示したときだけオフセットダイアログが表示され、「オフセット常駐」にチェックを入れると、読取点を指示する度にオフセットダイアログが表示されるようになります。
オフセット指示はクロックメニューからでもでき、右ドラッグAMの下方向(6時方向)がオフセットとなります。