測定
図形の長さや面積、角度、基準点からの座標値などの測定と、その値の書き込みなどができます。
メニューバー【その他】→【測定】、またはツールバー【測定】からコマンドを選択できます。
測定コマンドでは、コントロールバーのボタンが左から順にキーボードの1〜9に対応しています。ただし、テンキーには対応していません。

距離測定
始点と終点を指示することで、2点間の距離を測定します。点の指示は左クリックで任意点、右クリックで読取点となります。このときの終点を始点として、連続して距離の測定を行うこともできます。
測定結果は、ウィンドウ内の下にあるステータスバーに「【累積値】 測定値」が表示されます。
円弧の長さを測定したい場合には、コントロールバー【弧 指定】ボタンをクリックすると、距離測定を継続した状態で円弧長さの測定に切り替わります。円の指示、円上点の指示で円弧長さを測定できます。
【距離測定】の選択中にもう一度距離測定を選択すると、コントロールバー【弧 指定】が【単独円指定】に切り替わります。この単独円指定ボタンを選択して円を指示すると、その円の円周長さを測定できます。
点を1つも指示していない状態で【弧 指定】ボタンを選択しても、ボタンは切り替わりませんが機能は単独円指定になります。
面積測定
図形の点を指示していくことで点同士を結ぶ辺が形成され、その辺に囲まれた部分の面積が測定されます。点の指示は左クリックで任意点、右クリックで読取点となります。
測定結果は、ウィンドウ内の下にあるステータスバーに「【累積値】 測定値」が表示されます。累積値が全体の面積です。
辺が円弧の場合は、コントロールバー【弧 指定】ボタンをクリックすると、面積測定を継続した状態で円弧指示に切り替わります。円を指示して円上点を指示すると、辺が円弧になります。
【面積測定】の選択中にもう一度面積測定を選択すると、コントロールバー【弧 指定】が【単独円指定】に切り替わります。この単独円指定ボタンを選択して円を左クリックすると、その円の面積を測定できます。円を右クリックするとマイナスの面積となり、累積値からその円の面積が引かれます。
点を1つも指示していない状態で【弧 指定】ボタンを選択しても、ボタンは切り替わりませんが機能は単独円指定になります。
座標測定
座標値が「0 , 0」となる原点を選択して座標点を指示すると、その原点からの座標値を測定できます。点の指示は左クリックで任意点、右クリックで読取点となります。
測定結果は、ウィンドウ内の下にあるステータスバーに「【X座標 , Y座標】」が表示されます。
機械加工などで座標値が必要な場合に重宝されます。
角度測定
角度の基点となる原点と他2点を指示することで、2点間の角度を測定できます。点の指示は左クリックで任意点、右クリックで読取点となります。
測定結果は、ウィンドウ内の下にあるステータスバーに「【測定値】」が表示されます。
弧指定(単独円指定)
【距離測定】【面積測定】のときだけボタンが有効となります。円や円弧を選択したいときに使用します。
mm / m(° / ° ′ ″)
ミリメートル(mm)とメートル(m)の単位を切り替えるときに使用します。【】で囲まれている方が選択されている単位です。
【角度測定】が選択されている場合には、「° / ° ′ ″」(度 / 度 分 秒)に切り替わります。
小数桁
測定結果に表示させる小数点以下の桁数を選択します。桁数はクリックする毎に0〜4とFに切り替わります。Fは有効桁数となります。
測定結果書込
測定結果を文字として作図します。【測定結果書込】ボタンをクリックして作図する位置を指示すると作図されます。このとき、左クリックで任意点、右クリックで読取り点となり、文字の基点は左下になっています。
作図される文字種や桁数などは、コントロールバー【書込設定】ボタンから変更できます。
書込設定
【書込設定】ボタンをクリックするとコントロールバーが切り替わり、書き込む文字の設定が行えます。

測定中は【クリアー】ボタンに切り替わるので、測定前に設定しておく必要があります。クリアーボタンをクリックすると、指示した点や測定結果などの測定情報が削除されます。
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