日影図

日影図・等時間日影図の作成などを行う機能です。

メニューバー【その他】→【日影図】、またはツールバー【日影】でコマンドを選択できます。


日影図の作図

日影図を作成する前に、予め平面図と真北線を作図しておきます。

日影図のコントロールバー

高さの設定

コントロールバー「高さ(m)」のテキストボックスに高さをm単位で入力します。

平面図の1辺を左クリックすると、指示した位置に近い方の端部に高さが設定され、高さの数値が作図されます。同じ様に必要な端部がすべて設定されるように辺を指示していきます。

このとき、すでに高さが設定されている線を右クリックすると、その高さが取得され、コントロールバーの「高さ(m)」のテキストボックスに入力されます。また、線を左ダブルクリックすると、設定されている高さが消去されます。

真北の設定

次に、コントロールバー「真北」をクリックして真北線の北方向の端部をクリックすると、真北の方角が設定され、角度の文字が作図されます。このとき、左クリックで度単位の角度表示になり、右クリックで度・分・秒の角度表示になります。

真北線を変更するには、他の線の端部を再度クリックすると変更されます。

測定高、緯度、季節、時間帯の設定

コントロールバーの「測定高」「緯度」「季節」「時間帯」の設定を行います。

季節は「冬至」「春秋分」「夏至」「任意時期」を選択でき、冬至の日赤緯は「-23.45°」、春秋分の日赤緯は「0°」、夏至の日赤緯は「23.45°」になり、任意時期にすると「-23.45〜23.45」の範囲で日赤緯を設定できます。

時間帯の設定は、「9〜15時」にチェックを入れると、日影図の測定時間帯が9〜15時になり、チェックを外すと8〜16時になります。

測定条件の書込

コントロールバーの「書」を左クリックして、書き込む位置をクリックすると、文字の左下がクリックした位置となるように測定条件が書き込まれます。このとき、左クリックで任意点、右クリックで読取点になります。

アイソメ図で確認

コントロールバー「確認」を左クリックすると、作成したデータのアイソメ図が表示され、作図ウィンドウの左上に真北方向が表示されます。

日影図の確認のコントロールバー

コントロールバーの表示が切り替わるので、視点を変えて形状を確認できます。

「左」「右」「上」「下」を左クリックすると、視点の角度を変更できます。

「等角」を左クリックすると、左右回転角が「45°」、上下角が「35.264°」になります。

「0 , 0」を左クリックすると、左右回転角が「0°」、上下角が「0°」になります。

「<<」を左クリックすると、建物の高さなどの設定状態に戻ります。

作図

コントロールバー「日影図」を左クリックするとコントロールバーの表示が切り替わります。

日影図の作図のコントロールバー

コントロールバーの「1時間毎」または「30分毎」を左クリックすると、それぞれの日影図が作図されます。「時間指定」を左クリックすると、ダイアログが表示されるので、作図時間を入力して、ダイアログの「OK」を左クリックすると、指定した時間の日影図が作図されます。

影倍率表、日影長さ表、方位角倍率図

「影倍率表」「日影長さ表」「方位角倍率図」は30分毎の表や図が作図されますが、「Shift」キーを押しながら左クリックすると1時間毎の表や図が作図されます。

「影倍率表」を左クリックし、表の基準点(左上)を指示すると影倍率表が作図されます。

「日影長さ表」を左クリックし、表の基準点(左上)を指示すると日影長さ表が作図されます。また、「Ctrl」キーを押しながら指示すると、太陽方位角も作図されます。

「方位角倍率図」を左クリックし、中心点を指示すると方位角倍率図が作図されます。

等時間日影図

「日影図の作図」の設定が終わった段階で、コントロールバー「等時間」を左クリックするとコントロールバーの表示が切り替わります。

等時間日影図のコントロールバー

「2.0時間」「2.5時間」「3.0時間」「4.0時間」「5.0時間」を左クリックすると、その時間の等時間日影図が作図されます。

「時間指定」を左クリックすると、「日影」ダイアログが表示されるので、時間を入力して、ダイアログの「OK」を左クリックすると、その時間の等時間日影図が作図されます。

「1分間隔計算」を左クリックすると、ボタンの表示が「10秒間隔計算」に切り替わり、等時間日影図がその時間間隔で計算されるようになります。もう一度ボタンを左クリックすると「1分間隔計算」に戻ります。

「範囲指定」を左クリックし、始点と終点を指示して範囲を設定すると、その範囲内でのみ等時間日影図が作図されます。このとき、コントロールバーの計算間隔ボタンは「10秒間隔計算」か「4秒間隔計算」になります。

「範囲指定」で範囲を指定すると、「範囲指定」ボタンが「範囲解除」に切り替わるので、範囲指定を終了する場合は、この「範囲解除」ボタンを左クリックします。

指定点の日影時間

「日影図の作図」の設定が終わった段階で、コントロールバー「指定点」を左クリックするとコントロールバーの表示が切り替わります。

指定点の日影時間のコントロールバー

まず、日影時間の計算を行う指定点を指示します。このとき、左クリックで任意点、右クリックで読取点になります。指示した位置には測定点と「No.1」などの文字が作図されます。1回の計算で行える指定点は最大100個までです。

初期状態では「No.1」から番号が付与されていきますが、コントロールバーの「初期No 設定」を左クリックするとダイアグラムが表示されるので、任意の数値を入力して「OK」ボタンを左クリックすると、その数値から番号が付与されていきます。

コントロールバーの「1分間隔計算」か「10秒間隔計算」を左クリックした後、計算結果を書き込む位置を指示すると、指定点ごとに日影になる時間帯が文字で作図されます。このとき作図される文字は文字種1の大きさになります。

計算結果を書き込む位置を指示する前に、コントロールバー「グラフ 無」を左クリックすると、ボタンの表示が「グラフ作図」に切り替わり、その状態で計算結果を作図すると、日影になる時間帯の文字と同時に、日影になる時間帯のグラフも作図されます。


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