切り取り・コピー・貼り付け

切り取りとコピーコマンドは、図形が選択されているときだけ有効になります。通常、図形の選択は範囲選択を使用しますが、図形複写や移動、複線、コーナー処理、面取り、消去などの編集機能でも選択は可能です。

切り取り・コピー・貼り付けの使い道

切り取り・コピー・貼り付けは他のアプリケーションでもよく使用されますが、Jw_cadでは複写や移動などの機能があるのであまり使用される頻度は多くありません。

ただし、複写・移動との大きな違いはクリップボードに保存されることです。クリップボードとは、一時的にデータを保存できるメモリ領域のことで、異なるアプリケーション間でデータを共有することができます。

異なるアプリケーションだけではなく、Jw_cadのファイルを2つ開いて作図を行う場合に便利です。ウィンドウを2つ開くとそれぞれ違うファイルですので、ウィンドウ間の移動や複写はできませんが、切り取り・コピーでクリップボードに保存したデータを貼り付けることは可能なのです。


切り取り

選択されている図形を消去してクリップボードに保存します。保存されたデータは「貼り付け」で使用することができます。

図形が選択されているときに、下記の方法でコマンドを実行できます。

コピー

選択されている図形をクリップボードに保存します。切り取りとの違いは、選択されている図形がそのまま残ることです。保存されたデータは「貼り付け」で使用することができます。

図形が選択されているときに、下記の方法でコマンドを実行できます。

貼り付け

切り取りやコピーでクリップボードに保存されているデータを貼り付けます。

クリップボードにデータがあるときに、下記の方法でコマンドを実行できます。

コマンドを実行すると、貼り付けられる図形が赤線で表示されます。コントロールバーでは貼り付ける図形の属性や倍率、回転角度などを設定することができます。「マウス角」ボタンをクリックすると、複写位置を指示した後にマウスを動かすことで図形の角度を決めることができます。

貼り付けのコントロールバーの画像

メニュー
基本操作
作図
編集
ファイル
表示
設定
その他