クロックメニュー

左ボタンドラッグ、右ボタンドラッグをしたときに表れる、アナログ時計のようなメニューがクロックメニューです。ドラッグする方向によってコマンドを切り替えることができ、マウスボタンを離すとそのコマンドを選択することができます。

クロックメニューを使用しなくても作図はできますが、ツールバーやメニューバーまでマウスカーソルを移動させずにコマンドを実行させることができるので、上級者や中級者にとっては便利な機能です。


クロックメニューの種類と数

ひとつのクロックメニューには、0時から11時までの12方向に機能が割り当てられており、クロックメニューは全部で8つあるので、96種類ものコマンドを使うことができます。

クロックメニュー(1)と(2)の切り換えは、AUTOモードコマンドを選択しているときに行えます。

任意の方向へドラッグした後に、マウスボタンを押したままクロックメニューの上にマウスカーソルを戻すと「キャンセル」という表示が出ます。ここでマウスボタンを離せばクロックメニューのキャンセル、再び任意の方向へドラッグすればAMとPMが切り替わります。

クロックメニューAM画像 クロックメニューキャンセル画像 クロックメニューPM画像

クロックメニューのカスタマイズ

クロックメニューに割り当てる機能は自分でカスタマイズすることができます。ただし、円周上点や中心点、オフセットなど変更できないものもあります。

カスタマイズは、メニューバー【設定】→【基本設定】→【AUTO】で行うことができます。

クロックメニュー設定画面

左上にある【クロックメニュー(1)】のボタンを押すと、クロックメニュー(2)に切り替わり、(2)のカスタマイズができます。

クロックメニューを開かないようにする

クロックメニューを使わないので開かないようにしたい方は、メニューバー【設定】→【基本設定】→【一般(1)】の【クロックメニューを使用しない】にチェックを入れると開かなくなります。ただし、右ドラッグでは中心点、オフセット、線上点、円1/4は開きます。

クロックメニューを使わない設定画面

円周上1/4点の読取

円周上の位置でマウスの右ボタンを押して上方向にドラッグすると、円周上1/4点の読取になります。「円周上1/4点」とは以下の画像の4箇所の赤丸がある点になります。4箇所のうち、ドラッグを開始した位置に近い点が選択されます。

円周上1/4点の読取

中心点の読取

中心点の読取は、「線の中心点」「円の中心点」「2点間の中心点」の3つがあります。

線の中心点

読取点(端点や交点など)以外の線上の位置でマウスの右ボタンを押して右方向にドラッグすると、その線の中心点を選択します。

線の中心点の読取

円の中心点

読取点以外の円上の位置でマウスの右ボタンを押して右方向にドラッグすると、その円の中心点を選択します。

円の中心点の読取

2点間の中心点

端点や交点などの読取点の位置で右ボタンを押して右方向にドラッグすると、2点間の中心点を選択することができます。ドラッグを開始した読取点の位置が1点目となり、その後で2点目を指示することで、1点目と2点目の中心点を選択できます。

2点間の中心点の読取

オフセット

読取点の位置でマウスの右ボタンを押して下方向にドラッグすると、オフセットの指定になります。ドラッグしたあとにボタンを離すと以下のようなダイアログが表示されるので、ここにオフセット値を入力すると、読取点から入力値の分だけズレた位置を指定できます。

オフセット

線上点

線上の位置でマウスの右ボタンを押して左方向にドラッグすると、線上点の読取になります。その後、点を指示すると、その点から最初に選択した線への垂線との交点が指定されます。下の図は、青丸部分を点として指示すると、赤丸部分が青丸の点から線への垂線との交点になるということを表しています。

線上点の読取

円上の位置でマウスの右ボタンを押して左方向にドラッグした場合の線上点の読取は、その後指示した点と円の中心点を通る線と円との交点が指示されます。下の図は、青丸部分を点として指示すると、赤丸が線上点として指示されることを表しています。

円上点の読取

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